「世界中の人がともだちになったら、世界はもう少し平和になるにちがいない」
1970年の大阪万博で未知の世界・知らない文化に触れられることに心躍らせていた少年は、
高校一年生の夏休みの宿題で読まされた『ことばと文化』(鈴木孝夫)がきっかけで比較分野や
文化人類学、そしてアフリカに興味を持つようになりました。
そして、「アフリカに行きたい」というただそれだけの理由で総合商社に就職し、語学研修を
含めてアフリカ4カ国と中東1カ国に駐在してきました。
「世界中の人がともだちになったら、世界はもう少し平和になるにちがいない」
このような初心(うぶ)な考えをいつから持つようになったのかは覚えていません。
エチオピア駐在中の1997年にエチオピアについてのHPを作った時には、すでにそんな気持ちを
持っていました。でも、きっとそのずっと前から持っていたのだと思います。(日本人がアフリカと十把一絡げに呼ばずに、個別の国名で呼ぶようになってほしいという意味も込めて、おそらく当時は日本で唯一の学術的ではないエチオピアについてのサイトを作り、情報発信していました。)
なにかの縁で世界中から日本に来ている留学生さんたち。
そんな留学生さんたちが安心して快適に日本で暮らし、勉強できるようになるお手伝いをすること。留学生のみなさんが日本人と交流して日本のファンになってもらえるようお手伝いをすこと。留学生さんたちとの交流を通して、日本人・日本社会が異文化・他者をもっともっと受け入れられるようになること、日本人が留学生さんとその母国のファンになること。
これが世界中ともだちだらけ化作戦の第一歩だと考え、30数年勤務してきた総合商社を退職し会社を設立しました。
日本には世界中から多くの留学生さんが来ています。
大多数は中国を含むアジア諸国からの留学生です。 多数派の人はいろいろな意味で注目を浴びやすいですし、少数派の人達に比べれば支援の手も差し伸べられやすい。 (ビジネスにもなりやすいですし。)
そうであれば、私は自分自身が駐在経験もあるアフリカと中東に絞って世界中ともだちだらけ化作戦を進めていこう。 そんなふうに考えました。
「留学生とともに」を合言葉に、
留学生のみなさんにとってプラスになること、
さらには彼ら・彼らの母国と日本人・日本との関係にもプラスになること、
こうしたことを行ってまいります。
<社名について>
「株式会社ともにジャパン」には、留学生のみなさんと「ともに」(一緒に)という意味と、
みんな「ともに」(ともだちに)なろうよという意味を込めています。
将来、留学生の皆さんの母国で留学生や元留学生の方たちと一緒に(ともに)会社をつくって
留学生の皆さんの国と日本とをつなぐようなこともしていきたいと考えています。その時には
それぞれの国名をつけられるようにジャパンとつけました。